
今回は、以前よりお客様からよくご質問のある(本当に多いです!)
「メガネの度数を上げると近視(遠視)が進むんでしょ?」
にお答えします。
通常、視力の良い人(1.0以上)は、一段階近視が進むと見にくさを感じやすくなります。
しかし、もともと近視で見にくい人は、
一段階近視が進んでもあまり見にくさを感じることはありません。
(しっかり矯正して視力を出している方や、
見え方に敏感な方もいらっしゃるので一概には言えませんが……)
そのため、メガネをかけて一度よく見えるようになると、
ほんの少しの度数の変化も敏感に感じやすくなり、
「メガネをかけて度が進んだ」という錯覚が生じてしまいます。
特にメガネを初めてかける小〜中学生ごろは、
身体の成長に伴って目の大きさも変わるため、
目の成長と共に近視も進んでいきます。
ゲームや携帯・スマホ等近くを長時間見る事が増え、
近くのものを見ていることによって生じるピント調節機能の使い過ぎで、
調節緊張状態を解消しようとして、
眼軸が伸び近視や近視進行の原因になるとも言われています。
また、40代半ばを過ぎると老視が原因でメガネの度数も変化していきます。
そして老視の人もメガネをかけて近くがハッキリ見えるようになると、
若干の老視の変化も敏感に感じ、
どんどん度が進むような錯覚に陥るのだと考えられます。
近視も老視も、ある一定の年齢までは変化していきますので、
見えにくさを感じたらすぐにご相談ください。
度数を変える事によって解決するものと、
目の中の問題で度数では改善できないもの(白内障、緑内障等々)があります。
後者の場合には眼科をおすすめしております。
ちなみに、「メガネをかけると目が悪くなる」と思い込んで、
見えにくいのを無理をしてメガネをかけずにいると、
逆に視力が出なくなってしまう事があります。
簡単に言うと、「目の運動不足状態」とでも申しましょうか。
どんなにレンズを変えても、最大視力が上がらなくなってしまいます。
お心当たりのある方はかなり多いと思いますので、お早めにご相談ください。
只今、新生活に向けてメガネを新調される方が増えており、
お時間がかかってしまう事がございます

どうぞお早めにご来店くださいませ

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